東海道57次講演会のご案内

下記のように「東海道57次講演会」を開催することになりましたので、ご案内いたします。

日時:令和4年5月29日(日)13:30-16:30(開場13時)

場所:清水ふれあいホール(静岡市清水区旭町6番8号 清水庁舎3階)

<講演会プログラム>

第1部:開会の部 ①主催者・ご来賓挨拶 ②3資料館連携についての説明と紹介

第2部:基調講演 「教科書も伝え始めた大阪への東海道57次と57次の魅力」 東海道町民生活歴史館 館長 志田威

第3部:連携資料館による講演

「東海道と二川宿」 豊橋市二川宿本陣資料館 館長 和田実

「道の国近江と東海道草津宿」 草津市草津宿街道交流館 館長 八杉淳

閉会挨拶

日本遺産「駿州の旅」ガイドブックに掲載されています

当館(志田邸)は、2020年に日本遺産に認定された『日本初「旅ブーム」を起こした弥次さん喜多さん、駿州の旅~滑稽本と浮世絵が描く東海道旅のガイドブック(道中記)~』の構成文化財であり、ガイドブックに掲載されています。

「ひととき」(発行:ウェッジ)2022年1月号:春風亭昇太師匠「東海道57次缶詰の旅」に掲載されました

志田邸の名誉館長でもある落語家「春風亭昇太」師匠は、静岡県のご出身で缶詰コレクターとしても有名です。

本企画では、師匠が「ツナ缶発祥の地」でもある缶詰王国の静岡県清水市を歩きながら缶詰をご紹介しています

師匠は蒲原宿にある当館「志田邸」の名誉館長でもあり、本誌内でも名誉館長の法被を着た姿が紹介されています。

【春風亭昇太師匠が味わい尽くす!「東海道57次缶詰の旅」】

ボストン美術館所蔵の浮世絵「歌川広重 東海道五十三次」絵巻

東海道町民生活歴史館(志田邸)では、2020年10月4日(日)から11月3日(祝・火)の期間、三島宿の展示イベント「四つ辻のまち三島江戸時代の三島宿」を開催しています。

初日の10月4日(日)は、特別展示品として、歌川広重が描いたボストン美術館所蔵の「東海道五十三次」を、世界で初めて原寸大で忠実に複製した絵巻が展示されました。

ボストン美術館の浮世絵は所蔵作品数は54,000点以上あり、世界一の浮世絵コレクションといわれていますが、歌川広重が描いた保永堂版の東海道五拾三次だけでも500点以上所蔵されています。

特にスポルディング・コレクションは、スポルディング兄弟からの寄贈条件として原画の公開展示が禁止されており、超一流の品質と価値を保持しています。

それらのコレクションから更に厳選した55点の初版を含めた貴重なものを絵巻化してあり、実物大なので浮世絵版画の細部まで見ることが出来ました。

国宝の復刻等を手掛けているトッパン・フォームズ社の技術ならではの高い品質に、ボストン美術館の浮世絵担当学芸員の方も驚いたと聞いています。

当館でのこの絵巻の展示は、10月4日(日)の一日だけでしたが、三島市郷土資料館所蔵の浮世絵をはじめとする資料が数多く展示されておりますので、ぜひこの機会にご来館いただければと思います。

■主な展示物:

三島市郷土資料館所蔵浮世絵、三嶋暦、東海道名所図会、三島宿風俗絵屏風(いずれも複写物)

■三島宿の紹介パネル:

①三島宿の主な施設、②東海道と下田街道・佐野街道、④東海道一の難所、箱根八里と三島宿、④三嶋暦と三島宿

 

なお、絵巻についてご興味がおありの方は、下記のリンク先で絵巻の詳細や紹介動画等がご覧いただけます。

歌川広重「東海道五拾三次」絵巻

🔗「東海道五拾三次絵巻」紹介ページ(静雲堂)

東海道五拾三次絵巻を展示
蒲原宿と三島宿の宿場間交流として、三島市郷土資料館が保有する資料を東海道町民生活歴史館で期間限定で公開しています。※画像は静岡新聞掲載記事